好きの振り幅

普段、化粧水やクリームはロクシタンを使っています。
いつからかは忘れてしまったし、なんでロクシタンだったのかも覚えていないけれど、
なんとなくずっと、香りや使い心地が気に入っていて、とにかく永らく愛用している。

ロクシタンを気に入っているのは、わりと世界のどこでも買えるという理由もあって、
旅先で何かが足りなくなっても困らない、というのも魅力だった。

 

そして今回、残りすくなかった手持ちのそれらを持って来ていたもんだから、
予定どおりに使い切ってしまいました。空き容器を捨てて帰りたかったというのもあるし。

 

で、この流れだと、
「世界のどこでも買える」という魅力があるわけだから、こっちでロクシタンを買ったという話になりそうだけど、違うのです。

 

ちょっと興味があった、ローカルの製品を購入してみたの。
ものすごい立派なものではありません。オーガニックや自然派の何かでもありません(たぶん。マレー語が読めないから実際どうかはわからないけれど)。

いつも使っているロクシタンと比較すると価格差10倍以上(もちろんローカル製品が安い)。この値段だから、オーガニックでもなんでもないと思う。
ドラッグストアで売られているようなもの。とにかく「普通の」ものです。
写真はこっちにあるよ

 

で、これがわりと調子良いのです。

わりと調子が良い、というか、とても気に入ってしまった!

 

このブランド、
普通のラインから、パッケージからして高級そうなGOLDなんて書いてある、“ちょっとお高い良いライン”まであります。
わたしが気に入ってしまったのは、普通ラインの美白効果(らしい)やつ。
美白効果を期待したわけではなくて、テスターの香りを嗅いで、香りが一番好みのものにした!ら、それが美白ラインだった、というだけ。

 

もちろん、相変わらずロクシタンも好き。
インドにいるときは、HimalayaとmedimixとKAMAを超愛用。
(ちなみにHimalayaとKAMAも価格差5倍くらい違う)

高いから良い、安いから悪い、ということはありません。
オーガニックだけが良くて、一般のものがすべて悪いこともない。
どこの国産が良くて、どこの国産が悪い、ということもない。
自分には高級なものが似合う、安いものはふさわしくない、ということもありません。

 

値段や産地や愛用してきた年数や…そういう外側の条件と、「わたしはこれじゃないとダメ」という思い込みをぜーんぶ取っ払って、

いま目の前の世界にあるもののなかで、「これ好き!」

と感じるものを選ぶの。

 

そしたら、「自分の好み」がちゃんと見つかる。から、どこにいても何も困ることありません。
「これじゃないとダメ」にこだわっていると、それが見つからなかったときに困ってしまうけれど、
目の前の世界のなかにある好みなものを探そう!だと、絶対に気に入るものが見つかるよ。

こんなにも物と物事にあふれている世界の中で、気にいるものがひとつもない、なんてことはそうそうないはずです。それでももし、本当に気にいるものがない場合は、自分が納得するものを作ったら良いだけ。そのための材料くらいはあるはず。

 

 

こういうことをしていると、結果的に価格差(10倍も!笑)やその質(わりと有名ブランドvsドラッグストアのローカルコスメ)には違いが生まれて、
その振り幅にびっくりすることがあります。
びっくりするし、笑っちゃう。「わたし、これで良いのか!?」と。笑

他人からしたら「あの人はオーガニックなものが好きだと思っていたのに、違うのか?高級路線なタイプだと思っていたけれど、ドラッグストアでもいいのか?」のような、よくわからない人に見えるかもしれません。
けれどもそんなの、自分だってわからないよ。気分次第だもの。そして、そんなことはわからなくて良い。

 

 

価格や産地など、その “外側の条件” には大きな振り幅が生まれてしまうけれど、
「好き」と感じる “内側の感覚や温度” は、変わらないんだよ。

振り幅の大きい、変わり続ける外側に左右されるのではなくて、
変わらない自分の内側の感覚、を大切にするのが良いよ。

そうしたら、いつでもどこでも何があっても、困ることなく楽しく生きてゆけるから。

 

 

 

 

 

 

❤︎記事を読んでミラクル!ハッピー!が起きたら…→豊かさの循環実験

 

 

 

 

 

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