おとなのおもしろさ

ここ数日届いたニュース。
先輩のお嬢さんがオーディションに通りドラマ出演が決まったり、
知人が捕まったり、
友人のオープンしたお店が話題でメディアに出たり、
そんなことが続いている。

良くも悪くも、だけれど、不特定大多数の人が目にする情報網に友人知人が出現することが本当に多くなった。



議員になって政治という世界に身を置いている友人もいるし、
発行部数の大きい雑誌に記事を書いている生徒さんもいるし、
本を出版する友人もいるし。
ふと雑誌を開いても、ふとテレビをつけても、友人が出てくる。
昨日会っていた友人の作品が、今日CMで流れてくることもある。
話題のプロダクトは友人のデザイン作品だし、
その原材料を仕入れ流通させたのはまた別の友人の仕事だったりする。


こどもの頃は、テレビや雑誌というメディアに出ることはすごいことと思っていたのに。そのような世界は、自分とは程遠いところにあると思っていたのに。

社会を動かしている人たちは自分とはまるで違う世界に住んでいる誰かだと思っていたのに。



遠い遠いと思っていた世界が、いまはすっかり、当たり前に手の届くところにある。



おとなになるおもしろさ、というのはこれなんじゃないかな。

社会や世界という手が届かないところにあると思っていたものが、
いつのまにか、手が届かないどころか、自分たちで動かせるところまで近づいている。すでに自分たちで動かしている。
もはや手中にある気すらする時がある。

生かされている日々、が、自ら生きる日々になる、というのかな。
受動的だった世界が、主体的なものになっている。

作られた世界に生きていたと思っていたけれど、実は、自分が存在する世界は自分で作れるとわかって、創造する、創造できる自由と楽しさを感じられる。


それがおとなになるというおもしろさなのだと思います。



最近はとにかく、
雑誌を開いても、書店に行っても、テレビをつけても、
知ってる人や友人が続々と出てきて笑ってしまう。

世界の中心に友人たちが陣取っている感じ。



だからといって、「なんでも自分たちの思うようにできるんだ!」とエゴを増幅させることはしたくないけれど、
わたしたちは、自らがつくり動かしているこの世界の中心に居る、という自覚を持って、自由に創造できる自信をエネルギーにしてゆきたいと思います。



わたしたちはみなそれぞれ、世界の中心に在って、
自由にこの世界をつくることができる。

















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