ヘアサロン

ヘアサロンに行くたびに毎度、
「わー!とっても気に入った!」「これまでで一番!」「最高」
とか言ってる。
これはお世辞でもウソでもなんでもなくて、本当に毎度懲りずに「最高!」って思ってる。

毎回「これまでで一番!」と言うなら、一体どれが一番なんだよ?って感じなんだけど、
毎回が毎回、一番!なんです。

こうしたい!というイメージは毎回異なるのに、
いつもばっちり「これこれ!」という感じに仕上がるから、毎回が最高になってしまう。

今日は中華が食べたい→おいしい中華を食べた→最高!
今日はピザが食べたい→狙いとおりの味のピザを食べる→最高!

のような本当にバカみたいな話で、
中華もピザも最高なんだけど、ジャンルが違うから甲乙つけられないんだよね、っていう。そういうこと。

 

わたしは、髪と身体は本当に信頼している人にしか預けません。
ヘアサロン、マッサージ、ヨガ…のような髪や身体に直接触れる施術をお願いするときはすごく人を選ぶ。

 

一節によると、髪にはその人の命や魂が宿るらしい。
だから、侍や先住民族は長髪だったり、お坊さんは剃髪だったりする。
インドのシーク教(ターバンの人たち)を見ても、あのターバンの中の髪は生まれてから一度も切っていないという人が多い。
身体も同じ。わたしの魂の容れ物だもの、とっても大事。

あまりよく知らない人が自宅にどしどし入ってきて家の物をいじられたら嫌じゃない?そういう感覚に似てるのかな。

 

そういうわけで、本当に信頼できる人にしかおまかせしないから、
仕上がりは「最高」にしかならない。

 

例えばヘアサロンだったら、
わたしがするのは、「こんな感じがいいな」っていうイメージをはっきりもつこととそれを伝えること。それだけ。
そしてあとは丸投げ。

希望するイメージはわたしの中にしか生まれないし、
それを伝えられるのはわたししかいないから、そこはわたしの仕事だけれども、
そこから先の技術の部分は専門家の仕事。わたしができることはなーんにもない。だからおまかせしておく以外にやることはない。

 

自分に似合うヘアスタイルを探すのではなくて、
自分と気が合う美容師さんを探す、そこに力を尽くす。

そしたらあとは「こんな感じ」というのを伝えるだけで良し。
気(感覚)が合う人だったら、こちらの説明が抽象的でも、感覚でキャッチしてくれるもの。

 

というわけで、今回も気に入りすぎる仕上がりになりました。

おそろしく適当かつ抽象的なイメージしか伝えていないのに、
ほんっとに気に入るように仕上げてくれるからすごい。

ありがとうございます。
そしてそんな人を見つけた自分のことも誉めたいと思います。

 

 

 

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