友達と、最近どう？なんていう気がねない話をしながらブランチをとる。
これはわりと好きな週末の朝の過ごし方。

なんだかとてもリラックスできるんですよ。
朝ごはんの約束なんて、気心の知れた人としかしないからかな。さほど仲良くない人や“知人”程度の付き合いの人と、わざわざ朝イチからは約束なんてしないものね。

 

そういうわけで、長年の付き合いの友人とブランチをとりながら近況をまとめて話していました。
お互いに色々と動きがあるけれど、特にここしばらくの動きが大きくて、うまくまとめないと話きれないほど。そして、驚いたり、相手の長年の積み重ねが形になってきたことを実感してうっかり涙ぐんだり。
午前中からさわやかで濃厚な時間です。

 

そのなかで、いまわたしがやりたいこと、やろうとしていること、なぜそれがやりたくてどのような形に目標があるのか、を正直に話したのね。そうしたら、この友人がちょっとびっくりしていた。
この、勘の良い友人ですら、想像もしていなかったようなスケールの大きさと展開の話だったらしい。

渦中にいる本人（わたし）は、そのど真ん中で動いているから、
物事の大きさや大変さに気がつかないものなのかな、とも思ったけれど、
よくよく観察してみたらちょっと違った。

 

 

どんなに大きい目標を掲げていても、大きい物事を動かそうとするときも、
具体的にする作業というのは細々したことなのです。

 

 

いま、わたしが掲げている目標や見ている夢は、第三者から見たらどうやら大きいものらしい。
たしかにそれを形にするには、当然自分ひとりで出来ないこと、外注しないといけない仕事も、スタッフをお願いしないとできないことも出てくるし、出さないといけない申請や事務仕事もたくさんある。
そういうのをぜーんぶやって、ようやく形になる企画というものがある。

この「形になる企画」の、「形になった部分（まだ完成していないからあくまでも想像図だけれども）」ばかりに目を向けると、その形が大きければ大きいほど、
「こんなに大きいものをつくるのは大変そう…」と思って、ひるむよね。ビビるよね。
そして、ビビってやらない、という人が多いと思う。「わたしには出来なさそう」「むずかしそう」「大変そう」と思って、みんなやらない。

けれども、みる視点を変えたら良いだけなんだよ。

 

最終的に出来るであろう大きな形だけを見てビビるのではなくて、
その形をつくるにはどうしたらいいのかな？という細かい点に目を向けるの。
外注やスタッフに頼まないと出来ないことがあるなら、まず携帯を開いて電話なりメールなりをしたらいい。それだけ。
申請しないといけないものがあるなら、インターネットを開いて、何が必要か調べて、必要なものをあるめて提出する。それだけ。
事務仕事があるなら、家でパソコンを開いて文字を打つ。それだけ。

ひとつひとつの作業はさほど大きくない。というかどちらかというと細々しすぎなほど、小さい。
そんな小さい作業だったら出来そうでしょう？出来るでしょう？
完成形の大きいものをつくるのはやれる気になれなかったとしても、
電話やメールという作業は誰だってできるでしょ？っていうかいつもやっているでしょ。
で、その細々小さい作業を積み重ねて積み重ねてゆくと、
積み重なりまくったときに結果的に、大きい形になっているだけなんですよ。

 

だからね、やる作業は小さいの。
小さい作業をやっているだけ、だからさほど大変ではないの。細かすぎて「めんどくさい！」ってなることはあるけどね。「めんどくさい」けれども「大変で出来ないこと」ではない。出来ないことではない、なら出来るでしょう。めんどくさいのが嫌だったら、めんどくさくならずに出来る方法を探したり、楽に出来る方法を工夫したら良いだけ。

そうなると本人には「大変」という実感はなくなる。
そして本人は大変そうでなくて、なんだか身軽なのに、
話している物事のスケールや目指している形が大きい、ということが起きるのだとわかりました。

 

本人は大変でないのに、そしてなんだか身軽に見えるのに、
結果的に大きな物事が動いている、って楽しいしかっこよくないですか？
だいたい、大きい物事を動かすのに、それが大変でなく楽ちんにできちゃう、って最高じゃん。

 

大きいことをやるのに、大変な苦労をしなければならない、なんてことはなくて、
目の前の小さい作業さえ積み重ねていけば、大きいことができちゃうんだよ。
「大きいことをやるぞ！」みたいな気概も力を入れることもない。そんな緊張感はないのに、なんだか結局、大きいことになっている。

 

 

そんな楽ちんゆるゆる戦法で、
おもしろいことをどーんとやっていきたいと企てています。なう。
その大きなことのために、
今日も目の前の、おそろしく地味な作業をするよ。

最終的な大きい形を見てビビらないで。
そこにたどり着くためにはどうやったらいいのかな？の「どうやったら」の部分を細かくわけて、
その細かい小さいことを見るんだよ。そしてやるんだよ。
その小さいことだったら、できるでしょ。できそうでしょ。できるよ。

 

 

 

 

 

❤︎記事を読んでミラクル！ハッピー！が起きたら…→豊かさの循環実験