今年のはじめ、同い年の友人が突然事故で亡くなった。
こういう仕事をしているから、いのちに関わる病気で治療中のひとにお会いすることは多くて、そういうみなさんの中にはもちろん亡くなってしまうひともいる。
だから、「人間の死」という場面に、一般的な同い年のひとたちと比較したら日常的に直面しているし、
自分もがんを患っていたから、「死」についての自分なりの捉え方はだいぶ定まっている。

そう思っていたけれど、
事故というあまりにも「突発的な死」はさすがに直面したことがなかったから、
状況を受け取ったり、感じきったり、理解を腑に落とすまでにすこし時間を要した。

 

感じることはたくさんあったけれど、そのなかで、これまで生まれなかった発想もうまれた。

 

やっぱり「人間の死」というものは誰にもコントロールできない。
いつも言っている、大いなるなにかや神様や宇宙、なんと表現しても良いけれど、とにかくそういう「なにかしらの大きなチカラ」あるいは「運命」など、自分をはじめとした人間では到底コントロールできない力が作用して、死というものは決まっていたりやってきたりするものである。
それはもう絶対に、間違いない。それはこれまでだって確信していたし、友人の死をきっかけに確信をさらに深めた。

 

ここからが新しくうまれた発想。

 

人間にはコントロールできないなにかしら大いなるもののチカラ、によって死がもたらされる。のであれば、逆に、
死というものが訪れる「そのとき」までは、この世界にとどまる権利を与えられている、ということではないか…！

そう、「大いなるなにかしらのチカラによって死がもたらされる」のだから、
「大いなるなにかしらのチカラによってこの世界にとどまること権利を許されている」。ということはつまり、生きる権利が与えられているわけであって、つまり生かしてもらえるということ。
ということは、「大いなるなにかしらのチカラによって、この世界で生きてゆくこと、生活してゆくこと、が保証されている」ということではないですか。

 

だからさ、
「将来の生活が…」とか「未来の不安…」なんてものはそもそも本来ないんだよ。
だって、「死ぬまでは生かしてもらえる」し、「生きる権利が与えられている、生きられる、つまり生活させてもらえる」のですよ。死ぬまでは生きる保証がされている、生活させてあげますよ！と保証されている。

…..となると、なにか不安に感じないといけないポイントはある？
だって、生きる、生きられる保証がされているんだよ。

 

「いやいや！死ぬまでは生きる、生かしてもらえる、その保証は確かにされるけれども、生活できる保証はされていないよ」と考えて、不安を生み出す人もいるのかもしれません。

でもさ、人間の生死に作用を与えられるような大きなチカラをもつ何か（神様でも宇宙でもなんでもいいですよ）が、そんなに不親切なわけはないと、わたしは思うのです。
「死ぬまではいのちは生かしてやるけれど、生活は保証しないぞ」なんて、そんな意地悪でドSなこと、ありえないでしょう。大いなるものはもっともっと、本当に親切なはずだよ。
もし、そのように「大いなるものは親切なんかじゃない。だから、命は生かされても生活は保証されない」としか考えられない人がいるとしたら、
そもそもそんな「わたしは意地悪をされるんだ」「やさしくなんてしてもらえないんだ」という発想がベースにあるから、意地悪をされちゃう、やさしくされないという現実が自分の身に起きるんだよ。

 

 

生死を司るほどの大いなるチカラ。
それはとっても親切でやさしい。
そんな親切でやさしい大いなるチカラ、によって生み出されているこの世界に、生み落とされたわたしは、
死ぬまでは生きる権利を与えられていて、生きる権利を与えられているということは生きられるということ、つまり生活も保証されている。
だから、どうしたって生きてゆけるし、なにをしたって生活してゆけるのですよ。だって、それは大いなるなにかが保証してくれているのだもの。

この世界にいのちがある、存在する権利を与えられているかぎり、
この世界でじゅうぶん活動することができるんだよ。保証されているよ。

 

となると、なんの心配もないじゃないですか。
なにを心配していたんだろう？ってなるよね。

 

心配なんてそもそもいらなかったことに気づいたところで。
今日も生きたいに生きましょう。やりたいようにやりましょう。
だってなにをやったって、死ぬまではちゃんと生きられるのだから。

 

 

 

 

 

 

❤︎記事を読んでミラクル！ハッピー！が起きたら…→豊かさの循環実験