その瞬間に動く

寒い日に億劫になるのが、お風呂掃除。水仕事って寒いとどうしてもやりたくなくなっちゃう。

しかしながら寒い日こそあたたかいお風呂でじっくりつかりたい。

…となると寒い日の至福のお風呂と掃除は困ったことにワンセットなわけです。

 

頭では「お風呂掃除しなきゃ〜」「掃除ののちにはあたたかい湯船がまた待ってるし」とわかっていても、気持ちと身体が「寒い」「めんどくさい」「やりたくない」の三重苦でなかなか動けないんだよね。

こういうときに「でもやらなくちゃ!」と無理矢理やろうとしても気が進まないことには変わりはないし、「あたたかい湯船のために!」と鼓舞してもやりたくない気持ちはごまかされない。そうやって鼓舞されても嫌なものは嫌なの、な自分のなかのだだっこが出てくる。

 

そして時間が過ぎなんだか焦っていく。というのが常だったんだけど、

最近ではもう、焦るのをやめました。

入浴するまでに掃除が済めばいいからさ、本当に気が乗るときまで待とう、と。

 

そして一日中頭の片隅に「お風呂掃除」を置いたまま、ずっと気持ちと身体の様子をうかがい続ける。

そうしているとだいたいしばらく「やりたくないしー」「寒いしー」「出かけちゃお!」が続くのだけれど、ずっとそれを繰り返してるとあるときふと「掃除してみよっかな」の瞬間が来ます。

もうこれはね、必ず来る。

「すべての物事は変化している」の法則に従って、「やりたくない」が「やってみようかな」に変わる瞬間がくる。

 

しかしこの「やってみようかな」はほんとうに  瞬間  の場合も多くて、やりたくないな→やってみようかな→やっぱりやめた、に変化してしまうことも多々。

だからこの「やってみようかな」の瞬間をつかまえて、その瞬間に取りかかってしまうというのがコツです。そのときにやり始めてしまうと、あとは身体が動いて出来ちゃうんだよ。

 

 

気持ち(意識)が動いた一瞬に、身体(肉体)の行動をのせる。

そしたらあとはスムーズに出来てしまう。

 

この気持ち(意識)が動く一瞬をつかまえるのがポイントで、そのためにはいつも自分の様子を自分で観察している必要がある。また、「何時までにこれをしなくちゃ」と頭で考えて自分を追い込んでいると、頭(思考)のほうに集中しちゃうから気持ち(意識)の一瞬の変化に気付けなくなりがち。頭で考えないというのもポイントです。

頭の片隅に案件として置いておくだけで、いつどのようにしてやろうは考えない。

 

とはいえ、いつまでにこれを済ませなきゃいけないんだもん!という案件もあるよね。期限が決まっているから気持ちの動く瞬間なんて待っていられないんだよ、という一見マトモなご意見。

だけどこの意見って、自分のことを信じていないから出てきちゃうんだよ。

自分の気持ち(意識)なんかを待っていたら期限に間に合わないという、自分不信とおそれから出てくる心配。そんなこと心配しなくても、自分の意識も身体も完璧に期限に間に合うように全部動いてくれるよ。なのに、自分で自分を信じていないから、自分が拗ねて完璧に運ばなくしちゃってるんだよね。

 

どうせちゃんとその瞬間は来るもんね、と安心して自分におまかせして、あとはその瞬間を見逃さないというだけです。

 

 

お風呂掃除の他に、毎朝おふとんから出るタイミング、にもこれを使ってる。

寒い朝なんか、もう絶対おふとんから出たくないんだけど、ずっと様子を見てると「そろそろ起きようかな」とか思っちゃう瞬間が絶対あるんだよ。その瞬間に起きちゃえばいいだけ。その瞬間がくるまで自分と仲良くぬくぬくしていればいい♡この冬それで朝の仕事や約束に間に合わなかったことはないし、嫌々起き上がることもなくてストレスフリーな目覚め。

なんだかんだ、今日もお風呂掃除まで済んじゃったしね。

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